中央銀行は30日、外資による国内の有価証券への投資の利便性を高め、国内金融機関から台湾元建ての融資を受けた上での株式市場投資を奨励するため、今後、取引清算決済機関の「台湾集中保管結算所」と協議した上で、外資が株式を担保とする際の質権設定の手続きを簡素化する方針を示した。
中央銀行によると、「集中保管有価証券質権設定交付帳簿振替作業」システムに修正を加え、7月31日から銀行とオンラインでつなぎ作業を開始する予定。新しいシステムは、外資が添付ファイルを用いて、質権設定をする株式を1度ですべてアップロードすることとし、大幅に作業手順を短縮する。