台湾南部・屏東県にある国立海洋生物博物館は24日、シンガポールの南洋理工大学地球観測所の主要研究員である、Nathalie Goodkin博士とその研究チームの一行8人が5月末から同博物館に滞在していると明らかにした。海洋生物博物館ではこのほど、同研究チームと協力して台湾南部(屏東県の墾丁など)の塊状ハマサンゴの骨格のサンプル採取を進めている。この調査により、台湾南部と南シナ海周辺の地区の過去300年にわたる環境の変化が探れるという。
海洋生物博物館によると、この国際合同研究計画には、シンガポール、ベトナム、インドネシア、フィリピン、台湾などが参加。研究の過程は全て記録すると共に、編集して環境教育用映像作品にするという。