馬英九総統は25日、日本の原子力専門家と会見した際、第4原子力発電所(新北市貢寮区)は、緊急時の対応メカニズム「原子炉減圧・注入・排気(Depressurization、Injection、Venting)措置」を備え、これまでにテストや訓練を行った結果、46分以内に措置を完了することができると述べた。また、政府は原発を犠牲にしても、いかなる原子力災害の発生も望んでいないと表明した。
馬総統はまた、政府は既存の原子力発電所と建設中の第4原発で講じられている安全対策に関し、これまでで最も徹底した検査を行ったと指摘。第4原発では津波の侵入を防ぐ防波壁の建設を計画するとともに、予備緊急取水ポンプと移動式電源を備え、水量4万8,000トンの貯水池があり、直ちに緊急冷却機能を提供できると説明した。