2024/05/03

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経済

台湾が世界に先駆けiPS細胞使った疾患モデル研究で成果

2013/06/27
行政院国家科学委員会(国科会)は26日、台湾大学と中央研究院のチームが行ったiPS細胞(誘導多能性幹細胞)に関する研究成果を発表した。(行政院国家科学委員会サイトより)

行政院国家科学委員会(国科会)は26日、台湾大学と中央研究院のチームが行った台湾の患者の研究を通じたiPS細胞(誘導多能性幹細胞)に関する疾患モデル研究の成果を発表した。「一時的遺伝子機能救助」の方法で、糖原病2型(ポンペ病)患者の繊維母細胞から、この疾病のiPS細胞を培養することに世界で初めて成功した。この研究成果は、遺伝学の学術誌「Human Molecular Genetics(2011)」に発表された。

国科会によると、現在さらに、その他の疾病の患者の細胞からiPS細胞を培養する試みを進めている。これをヒトの疾病と薬物の選定・試験をシミュレーションするプラットフォームとし、全く新たな治療方法と新薬の開発の確立に役立てたい考えだ。

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