行政院の江宜樺院長は14日、「六海一空（6港湾1空港）」で推進する自由経済モデルエリアについて、サイエンスパークに倣いシングルウインドウ（一本化窓口）を設けるよう交通部に指示した。同時に、すべての省庁と地方政府に、企業の投資手続きを簡素化するべく、投資誘致のためのシングルウインドウを設置するよう求めた。
江院長は同日午前、経済部による「行政機関における投資誘致シングルウインドウ機能の強化」報告を聴取したのに続き、関連省庁に「六海一空」でモデルエリア業務を推進し、職員の教育訓練およびサービスの質の強化に取り組むよう求めた。うち、自由貿易港エリアはサイエンスパークや輸出加工区、屏東農業バイオテクノロジーパークに倣ってシングルウインドウを設置するとし、交通部に計画を策定するよう求め、必要に応じて法改正を行ったり、既存のリソースを統合し有効活用したりすることも検討できるとした。
江院長はまた、各地方政府に自身の商工業の発展度合いに応じて、シングルウインドウを設置するよう指示した。経済部は、中央と地方政府のシングルウインドウの連携メカニズムの確立、地方政府のシングルウインドウ機能強化、中央と地方政府の協力体制の整備などを通じ取り組みを進めたいとしている。
現在、台湾には6港湾（台湾北部の基隆港、台北港、中部の台中港、南部の安平港、高雄港、北東部の蘇澳港）と1空港（北部・桃園遠雄）の自由貿易港エリアが設けられている。