行政院国家発展基金管理会（国発基金）は5日、中華民国（台湾）とニュージーランドの共同出資基金「パン・パシフィック・キャピタル・ファンド」（PPC）への投資計画を承認した。投資金額は1,200万米ドル、もしくは当初募集金額4,000万ドルの30％のうち低い方とする。国家発展基金は投資家の資金の確保後、投資への参加が可能となる。
中華民国とニュージーランドが共同出資して設立した基金の投資計画が初めて承認された。健康保険、クリエイティブメディア、環境およびクリーンテクノロジーなどへの産業投資を推進していく。PPC管理チームの「パン・パシフィック・キャピタル（BVI）リミテッド」は、同国内の学術機関と長期にわたり研究協力を続けており、近年では台湾の大学や創業支援施設などの研究機関との交流を開始した。
「パン・パシフィック・キャピタル（BVI）リミテッド」は多くの産業および諸外国との貿易提携の経験を持ち、今回の中華民国・ニュージーランド共同出資基金への投資を通じ、投資会社へのグローバル市場拡大の支援を行う。