2024/04/29

Taiwan Today

経済

台湾初のスマートグリッド実証実験、澎湖島で実施決定

2013/11/20
台湾で初めてスマートグリッド(次世代電力網)の実証実験を行う「スマートグリッド実証地域」が、離島の澎湖県に決定した。(経済部エネルギー局ニュースリリースより)

台湾で初めてスマートグリッド(次世代電力網)の実証実験を行う「スマートグリッド実証地域(Smart Grid Demonstration Site)」が、離島の澎湖県に決定した。

経済部(日本の経済産業省に相当)エネルギー局によると、実証地域の設置スケジュールは、年内に計画と設計を完了させる。来年2014年にもスマート変電設備の設置、および澎湖県馬公市の馬公変電所のスマート化と、フィーダー(配電線)2本の自動化、累計1,000世帯での低圧スマートメーターの設置、30世帯での家庭用エネルギー管理システム(HEMS)の設置と時間帯別電力料金(ToU、Time of Use)の試行を完了させる。2015年には、太陽光発電スマート変電設備試験場の設置と、湖西変電所のスマート化、累計2,000世帯での低圧スマートメーターの設置、累計100世帯でのHEMS設置と時間帯別電力料金の試行を進める。

ハードの構築以外にも、エネルギー局は澎湖のスマートグリッド実証地域のシステムの枠組みを整える。具体的な内容は、再生可能エネルギー管理システムや、先進的配電管理システム、電力メーターデータ管理システム、デマンドレスポンス(需要応答)管理システム、エネルギー情報センターとなっている。

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