経済部(日本の経済産業省に相当)の統計調査によると、今年10月の工業生産指数は103.3ポイント(2011年=100)で、前年同月比0.8%成長した。1~10月累計では前年同期比0.5%成長、うち製造業生産が0.3%成長した。4大業種別では、情報通信(IT)電子が1.9%、民生工業が0.1%それぞれ成長、金属・電機が1.3%、化学工業が0.6%それぞれ減少した。
商業をみると、10月全体の売上高は前年同月比1.8%増の1兆2,415億台湾元(約4兆2,560億日本円)で、連続2カ月でプラス成長した。1~10月累計では前年同期比0.2%成長、うち卸売業が0.3%減少した。主に機械器具卸売が1.1%、家庭器具・用品卸売が7.0%減少したことが原因とみられる。小売業は1.5%増加、うち最大の割合を占める総合商品小売業が2.7%増加した。また、飲食業の売上高は前年同期比1.1%増の3,254億台湾元(約1兆1,156億日本円)に達した。