2024/05/03

Taiwan Today

経済

金沢・世界工芸トリエンナーレ台湾交流展が南投で開幕

2013/12/16
台湾と日本の工芸品の交流展、「金沢・世界工芸トリエンナーレ台湾交流展」が南投県で開幕。写真は尤瑪達陸の作品。(文化部サイトより)

台湾中部・南投県にある国立台湾工芸研究発展センターは13日から来年4月13日まで、同センター工芸設計館で、「金沢・世界工芸トリエンナーレ台湾交流展」を開催し、台湾文化のソフトパワーを披露する。

台湾からの出展作品は編み物及び織り物が中心。例えば尤瑪達陸の織物には先住民族タイヤル族の文化が色濃く反映されるなど、伝統と現代を結びつけることで、文化的価値の保存と創造を目指している。日本からの展示品は、主に伝統的な「ものづくり」の精神を伝えるものとして、日本の人間国宝、中川衛氏と大樋焼本家十代大樋長左衛門氏による伝統的な工芸品などが展示される。

今年8月、日本の金沢市では「第2回金沢・世界工芸トリエンナーレ」が、「工芸におけるリージョナルなもの(The Arts-Grounded in Region)」をテーマに開かれ、アメリカ、オーストラリア、日本、中華民国(台湾)の4ヶ国が参加した。今回、台湾での展示会では、工芸品の発展に対する地域文化の影響という「トリエンナーレ」の論点を引き継ぐと共に、台湾と日本の芸術家による現代工芸とデザインの上での交流にも重点を置いている。

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