工業技術研究院（ITRI）は世界で最も影響力を持つ国際通信規格標準化プロジェクト、3GPP（3rd Generation Partnership Project）のシステム・サービス作業部会（Service & System Aspect Working Group、SA）を初めて台湾に招き、22日に「2014次世代移動通信サミット」を開催した。
ITRIの情報通信研究所によると、今年は注目を集める第4世代（4G）移動通信システムに関連するトラフィック収容能力向上技術の「HetNet」、通信網の負荷を減じる「データオフロード」、小型基地局「スモールセル」、モバイルデバイス同士が直接通信を行うD2D（デバイス・トゥ・デバイス）といった関連技術規格、およびネットワークリソースの運用効率を高めるSDN、防災救助緊急ネットワーク作動メカニズムを強化することのできる公共セキュリティなどの課題があり、これらの経験は国内における4G企画の商用化の推進の一助となるとともに、今後の5G技術の発展にも合致する。