2024/04/30

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経済

「2016ワールド・デザイン・キャピタル」、台北市が28日調印

2014/03/28
台北市は28日、2016年ワールド・デザイン・キャピタル開催地として、国際インダストリアルデザイン団体協議会と「主催都市協定」を交わした。(台北市のワールド・デザイン・キャピタル特設サイトより)

台湾北部の台北市は昨年11月、「Adaptive City:Design in Motion」をメインコンセプトに、2016年のワールド・デザイン・キャピタル(WDC)に選出された。同市の郝龍斌市長は28日、2016年WDC開催地として、国際インダストリアルデザイン団体協議会(Icsid)のBrandon Gien会長と「主催都市協定(Host of Agreement)」を交わした。

「2016台北WDC」は、イメージカラーとして、紫色をイメージカラーに選んだ。それぞれ情熱と活力、文化とアイディア、スマートテクノロジーを象徴した赤、黄、青から成り、のびのびとしながらも格調高いという2つの魅力にあふれていることを表していると、台北市は説明した。

同市はWDCとして、2014年から2016年にかけ8つの公式イベントを行う。それぞれ「調印式」、「カウントダウンデザインイベント」、「デザインのオスカー」、「国際都市デザイン展」、「国際デザイン政策フォーラム」、「国際デザイナーウィークフォーラム」、「引継式」、「都市ネットワーク会議」となっている。

うち「国際都市デザイン展」では、国際都市交流展示で、歴代のWDCと、デザインに長けた都市の出展を呼び掛ける。テーマ展示「Adaptive City」では、2014年から2016年の間に台北市が市政に取り入れたデザインの成功事例を展示するとともに、世界のデザイン界や地元から人々を招き、「都市イノベーションワークショップ」を開く。

また、国際デザイン政策フォーラムは、デザインの専門家や非営利組織(NPO)、非政府組織(NGO)の代表、歴代WDCの都市政策の担い手、およびアジア、アフリカ、南アフリカといった新興経済体の政策リーダーとともに、「2026:the Next Decade」をテーマに、過去から未来につながるデザインの歩みを浮き彫りにし、今後の都市の発展にデザインをいかに活用するかや、持続可能な環境といった問題について話し合う。

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