ドイツのIfo経済研究所が発表した、今年第2四半期の世界経済調査（World Economic Survey、WES）の結果によると、現在および6カ月後の世界経済の見通しを基にしたWEC（World Economic Climate）指数は102.3で、前期の103.2からわずかに下落した。121カ国の専門家1,134人を対象したアンケートによるこの調査で、今回指数がわずかに下落したのは、6カ月後の見通しがやや低くなったため。ただ、現在の経済状況についての評価は前期と同様、「満足」の水準を維持した。
今四半期の台湾についての調査結果をみると、経済全体、資本的支出、民間消費、いずれも「満足」の水準に回復。また回答した専門家の多くが、6カ月後の見通しについて「好転」するとみている。
このほか、台湾の6カ月後の輸出、株価指数、長短期利率、物価上昇率などはすべて拡大するとみられている。また、米ドルが台湾元に対してややドル高となる見通しも示された。