国家時間周波数標準実験室は5月14日、国際度量衡局（BIPM）から衛星航法システム（GNSS）受信機による実証で第1グループ（Group-1）の実験室に選ばれた。今後、BIPMが行うGNSS受信機巡回実証活動に参加する8つの実験室のうちの1つとなった。アジア太平洋地域では中華民国（台湾）と日本、中国大陸のみが選ばれている。
国家時間周波数標準実験室はまた、アジア太平洋計量計画（APMP）の時間周波数専門委員会（TCTF）に協力し、アジア太平洋地域における巡回実証活動の実施を計画する。Group-1以外のアジア太平洋地域の標準実験室を、地域内の照合活動に参加させることで、世界の時間・周波数の標準におけるトレーサビリティーネットワークを整備することが狙いとなっている。