経済部（日本の経済産業省に相当）によると、台湾の航空産業の生産額は過去3年間、年間約10％のペースで成長を維持し、2013年は過去最高の832億台湾元（約2,910億日本円）を記録した。来年には1,000億台湾元（約3,498億日本円）に達する見通しとなっている。
台湾の航空産業は近年、経済部の後押しを受け、機体構造（フレームなど）や航空用エンジン、内装、電子などの分野における製造と保守について、ボーイング、エアバス、GE、 ロールス・ロイス、スネクマといった世界の大手航空機メーカーの認証を受けるまでになり、5年を超える中長期の受注を獲得。世界で最も売れているエアバスの110～200人乗りA320型機や、ボーイングB737型機の推力として使われているCFM56エンジンのファンの最大の供給拠点となっている。