行政院農業委員会(農委会、日本の農林水産省に相当)は24日、自由経済モデルエリアで進める農業の高付加価値化政策について説明した。計画スタートから当面は、観賞魚とその周辺産業、農業バイオテクノロジー(動物ワクチン)などを優先的に推進していく。その後、生物農薬、バイオ肥料、ペットフード、漢方薬や健康食品など関連産業にまで拡大し、こういったテクノロジー主導型の産業の推進を通じ、生産中心の従来型の農業の高度化をはかり、農業の新たなバリューチェーンを整備するとしている。
農委会はまた、農業の高付加価値化は、農業のテクノロジー産業化を主軸に、加工製造だけでなく、生産中心の従来の農業の枠組みを越え、研究開発の成果を商品化、産業化し、付加価値の高い「高付加価値型農業」の道を切り開きたいとしている。