格付け機関のフィッチ・レーティングスは、中華民国（台湾）の外貨建て長期発行体デフォルト格付け、および自国通貨建てデフォルト格付けを、それぞれAプラス、AAマイナスとした。外貨建て短期発行体デフォルト格付けをF1、カントリー・シーリングはAA、アウトルックは安定的とし、2013年に発表した格付けを維持した。財政部が25日に明らかにした。
フィッチ・レーティングスは、台湾の堅実な外部金融が、外部から台湾に及ぼすダメージを遮断しているとともに、財政健全化構想に基づく700億～1,200億台湾元（約2,355億～4,038億日本円）規模の増税計画の方針が示されたことで、財政赤字の対国内総生産（GDP）比は、2014年のピーク2.3％から、2016年には1.5％に低減するとの見方を示した。