行政院（内閣）農業委員会の陳保基主任委員（大臣に相当）が、中国大陸のアモイで開かれた、APEC（アジア太平洋経済協力）第四回海洋担当相会合（AOMM4）に出席。参加した各経済体の閣僚は閉会後に「アモイ宣言」を発表し、アジア太平洋地域での協力を通じて世界の海での新たなパートナーシップを構築していく必要性を強調した。
陳主任委員は同会合で、「食糧の安全保障問題における海洋の役割」と題して講演し、食糧の安全保障における海の役割は日増しに重要性が高まっていると主張、食糧の持続可能性と安全性確保の角度から、漁業と養殖業のいずれにおいても国際的な管理と協力、養殖の技術と革新、海洋環境の保護、並びに自由貿易の統合による水産品の流通促進を強化していくことが必要だと訴えた。