教育部(日本の文部科学省に相当)の設置した「国家華語測験推動工作委員会(華測会)」が、外国語として華語(標準中国語)を学ぶ人のために開発した中国語能力検定試験「華語文能力測験(TOCFL)」は、開始からこれまで、国内外での受験者数が延べ19万人を突破した。
この試験で優秀な成績を収めた日本の小宮山一徳さんは、大学時代にバッグパッカーとして各国を旅していたとき、ちょうど台湾を訪れている間に東日本大震災が発生、多くの台湾の人々が温かく励ましてくれたことがきっかけで、台湾で中国語を学び、将来は帰国して中国語教育に携わることを決意したという。小宮山さんはその後、国立政治大学の中国語教育修士・博士課程に進むことが決まり、TOCFLでは作文の単元で満点を獲得した。