中央銀行の彭淮南総裁は22日、年初から韓国ウォンが値上がりを続ける一方、台湾元は元安傾向にあると指摘。対米ドルレートで台湾元が韓国ウォンと比較して安値となっていることで、台湾の輸出製品の価格競争力は韓国を上回っていると彭総裁は説明した。
彭総裁はまた、今年1~8月の米ドル換算の輸出成長率をみると、台湾は中国大陸をやや下回り、韓国を上回っていると指摘した。
さらに彭総裁は、世界の景気が上向いているのに伴い、台湾の対外貿易も活気を取り戻し、電子製品の市況が引き続き活発となっていることで、7月と8月の輸出成長率はそれぞれ5.81%、9.63%に達したと述べた。