台湾中部・台中市はこのほど、東アジアユースゲームズの開催権を獲得、25日には教育部(日本の省レベルに相当)体育署で招致代表団が帰国記者会見を開催した。中華オリンピック委員会の林鴻道主席は、台中市自体の優位性の他、中国大陸が妨害しなかったことが招致成功のカギだったと述べた。東アジアユースゲームズの前身は東アジア競技大会。会員は日本、中国大陸、香港、マカオ、モンゴル、韓国、北朝鮮、中華民国(台湾)で、グアム島は投票権を持たないオブザーバー。
台中市が選ばれた主な原因は、申請手続きが念入りだった他、計画が周到で、資料面での準備も完璧かつ豊富だったこと。そして、表現方法も活力と若さにあふれ、若者のスポーツ大会のニーズを満たしていたことだという。さらに、近年、台湾海峡両岸の関係とムードが改善を続けていることなどから、オリンピック体系のスポーツ大会の招致に初めて成功した。