経済部（日本の経済産業省に相当）工業局は30日、2014年台湾イノベーション企業ランキングについての記者会見とシンポジウムを開催し、台湾を代表するイノベーション企業20社を発表、ファウンドリー世界最大手の台湾積体電路製造（TSMC）がトップに選ばれた。また、電子製品受託製造サービス（EMS）世界大手の鴻海精密工業は3位と、昨年の10位から大幅に躍進した。
TSMCはファウンドリー世界最大手として、業界で出力が最も低く費用効果が最も高い28ナノメートル技術のソリューションを打ち出し、価格性能比の面で圧倒的な競争力を確立したことでトップに輝いた。鴻海は第4世代移動通信規格（4G）とクラウドコンピューティング時代の到来に備え、クラウドコンピューティングでヒューレット・パッカード（HP）と協力するなど異業種との協力を進めながら、スマートリビング市場に進出し、ハイテクサービス業へのモデルチェンジに積極的に取り組んでいる。