2024/04/29

Taiwan Today

経済

台北MRTの松山線が開業、初日は延べ34.5万人が利用

2014/11/17
14日の開通セレモニー後、馬英九総統(中央右)、江宜樺行政院長(首相:中央左)、郝龍斌台北市長(右)らは開業前の松山線に試乗。(外交部)

台湾北部・台北市の都市交通システム(MRT)の新路線、松山線が15日に開業。初日の利用者数は延べ34万5000人で、MRT全体では延べ212万5000人だった。二日目の16日、松山線の利用者は午後7時までで延べ22万8000人に。

松山線は台北市の東西を結ぶ三本目の路線で駅は8つ。全長8.5キロで全て地下を通る。14日午後に行なわれた開通セレモニーで台北市の郝龍斌市長は、松山線の開通で台北市の都市交通システム網は完成したと宣言。松山線は8つの駅のうち4つでMRTの他の路線とつながり、松山駅では在来線の台湾鉄道、北門駅では将来、台湾桃園国際空港とを結ぶ「空港新交通システム」につながるとその重要性を強調した。

松山線は、金融機関が集中し、「台北のウォール街」と称される南京東路の地下を通るため、建設では細心の注意が払われた。また、深さ32メートル以上での工事に加え、他のMRTの路線との兼ね合いや様々な地下ライフラインの統合などもあり、高度な施工技術が求められた。14日のセレモニーに参加した馬英九総統は、その高い技術により、台湾の業者はシンガポールの地下鉄工事の入札に参加する機会を得ていると明らかにした。

ランキング

新着