文化部(日本の省レベルに相当)は24日、第34回行政院文化賞の授賞者を発表、翻訳家、斉邦媛さん、詩人・随筆家、余光中さん、建築家・人文学者、漢宝徳さんが選ばれた。
行政院文化賞は政府が主催し、国家最高の文化賞で、優れた文化人の生涯功績を称える。龍応台文化部長は、3名の受賞者はそれぞれの専門分野で高い権威を持っていると説明した。
漢宝徳さんは温厚な人柄で、国家のため数多くの専門家たちを養成、科学の普及や芸術教育を提唱した。斉邦媛さんは、自身の文学的業績のほか、生涯後進の育成にあたり、台湾文学の外国語翻訳の推進に尽力した。余光中さんは、随筆や散文で一家を成した。