2024/04/28

Taiwan Today

経済

全国民節電運動に呼応、企業等がCO2を9.7万トン減らす

2014/11/27
台北市第一殯儀館(斎場)では26日、従来の幕やじゅうたんなどを用いないホールの使用を開始した。二酸化炭素排出量を削減しようという試み。(中央社)

経済部(日本の経産省に相当)は26日、「2014年省エネルギー表彰大会」を開催、優秀な成績を上げた34の企業、公民団体、並びに省エネ教育を推進する優れた学校を表彰した。

今年表彰を受けたこれら企業や団体による省エネ効果は石油4万2000KLOE(原油体積換算)で、年間で4億2000万台湾元(約15億8300万日本円)のエネルギーコストを節約し、二酸化炭素(CO2)排出量を9万7000トン減らしたことになる。(台北市にある大安森林公園250個分が吸収するCO2に相当)

行政院(内閣)は今年6月、「全国民節電運動」を決定した。向こう1年間に1%(約24億5200万キロワットアワー)の節電を行なうことが目標で、「政府による主導」、「産業の参加」、「民間による自主的な取り組み」の三つの面を通して確実に執行することで、省エネCO2削減に対する各界の努力を促し、また、国民の電力使用の習慣の転換を奨励している。

今回の表彰大会では、省エネ技術と経験の拡散効果を高めるため、「省エネで『いいね!』共有」をテーマとした展示コーナーも設置した。今後は省エネパーク・ポータルサイトをプラットフォームとして省エネへの取り組みを広報面で強化し、生活上の節電に関する交流と共有の効果を目指す。

ランキング

新着