台湾最南端、屏東県の「屏東県客家文物館」が7日、改修を終えてリニューアルオープンした。客家委員会（日本の省レベル）の劉慶中主任委員（閣僚級）も招待を受け、新たな開幕を祝った。
劉主任委員はあいさつで、改修を終え新たな一歩を踏み出す同館について、今後も引き続きふるさとの客家文化を紹介し、六堆（南部の高雄～屏東一帯の客家人の里）の人々の文化や思い出を大切にしていくとともに、国家レベルの施設、「六堆客家文化園区」と力を合わせ、屏東地域の客家の里の見ごたえある観光ルートを切り開いて欲しいと期待を示した。
また劉主任委員は、六堆客家文化園区と屏東県客家文物館がともに、いかに役割分担をしながら各自の機能の位置付けをするか思考し、限りある資源の重複を避け、近隣の客家の里の産業を取り込みつつ、六堆客家の味わい深い文化観光コースを整備し、豊かな客家の里と客家文化の発揚というビジョンを実現してほしいと指摘した。