財団法人資訊工業策進会（資策会、III＝トリプルアイ）はフランスと積極的に連携、今年9月にはパリ第6大学（UPMC）及びフランス国立情報学自動制御研究所（INRIA）と協力覚書（MOU）に調印した。
資策会は18日、台北市内で「台仏IoT（モノのインターネット）協力ワークショップ」を開催。UPMC及びINRIAのチームと、「移動式低電力通信（Low Power Communication）」及び遅延耐性ネットワーク（Delay Tolerant Network）」などの技術に関する共同研究と開発の可能性を探ると共に、UPMC主導でEU欧州連合がサポートするOne Labと、台湾とフランスが来年正式に始動する「IoT Lab（モノのインターネットに関する合同試験用プラットフォーム）」に関する協力と推進の方向について話し合った。
台湾とフランスによる「IoT Lab」は将来、フランスのグルノーブル、ストラスブールの2都市と直接相互リンクし、1000個以上の感知ポイントを設けて合同運用、国を越えたIoTの応用並びにサービス開発のテストや認証を支援する。これによって台湾の業者がIoT関連の国際的な応用サービスの普及を加速できるよう期待されている。