2024/05/02

Taiwan Today

経済

産学連携で「台湾大学のブランド米」が市場へ

2014/12/30
台大農場は、彰化県の農家と協力し、農薬や化学肥料を使わずに「台南16号」を栽培すると決定、台湾で初めて大学によるブランド米が市場に登場する。写真は台南16号(中)。「台農67号」(右)とコシヒカリ(左)を繰り返し掛け合わせて育成された。(行政院農業委員会台南区農業改良場サイトより)

台湾北部、台北市の国立台湾大学生物資源・農学部農芸学科の林彦蓉准教授はこのほど、「蓬莱米(ジャポニカ米)」の新品種、「台南16号」を育成した。同学部付属農業試験場(台大農場)は、中部・彰化県二林鎮の農家と協力し、来年2月から農薬や化学肥料を使わずに「台南16号」を栽培すると決定、台湾で初めて大学によるブランド米が市場に登場する。

林准教授によると、「台南16号」を二林地区で栽培し、林准教授のチームが生産プロセスを見守る。農薬と化学肥料を使わないだけでなく、先端の技術で精米し、市場でも中高価格帯を狙う。

同大は、将来的には「台南16号」モデルで、より多くの台大農場の農産物(茶葉、牛乳など)を民間業者と協力して生産し、食品市場でブランドとして販売したいとしている。

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