2024/05/02

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経済

メイドイン台湾の宇宙用観測機器「宇宙キューブ」、来年宇宙へ

2015/01/28
国家宇宙センター(NSPO)と国立中央大学が、初の国産となる宇宙用観測機器「先端電離層測定プローブ」を発表、来年第1四半期に打ち上げられる地球観測衛星に搭載される。(国研院提供、中央社)

財団法人国家実験研究院(国研院)国家宇宙センター(NSPO)と国立中央大学は27日、初の国産となる宇宙用観測機器「先端電離層測定プローブ(AIP、Advanced Ionospheric Probe)」を発表した。まもなく地球観測衛星「FORMOSAT-5(フォルモサ5号)」に搭載され、宇宙天気と地震の前兆を観測する。

これにより、FORMOSAT-5は世界2基目の地震予知研究に貢献する衛星となる。

この機器は、外観がちょうど手のひらに載るほどの立方体で、「ルービックキューブ(中国語名=魔術方塊)」によく似ている。このため、「太空魔方(宇宙キューブ)」のあだ名で呼ばれている。重さは4キログラムと世界最軽量、最小の電離層測定プローブ。解像度も世界最高で、1秒にプラズマ8,000回余のサンプル取得が可能で、現在最も高性能の機器の9倍となっている。

FORMOSAT-5は来年第1四半期にも打ち上げられる予定となっている。

NSPOの劉正彦主席科学家によると、大地震が発生する1~5日前には、震源地上空の電離層でプラズマ濃度が際立って低くなるため、この状態を把握することで地震予知ができるようになる可能性もあるという。

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