工業技術研究院(工研院)が4年連続で、「一心二用、公益採橘(一つの善意を二つの用途に、慈善みかん狩り)」チャリティー活動を発起。今年は大手ハイテク企業22社がこれに賛同し、台湾北西部・新竹県で生産されたかんきつ類を19.2トン購入した。農家の生産物販売に貢献した他、収益の一部は社会的弱者に寄付された。
同チャリティー活動は、工研院の職員、劉さんの家族が自らの土地を地元の果物農家に無償で貸し出し、果物を作りながら管理してもらっているもの。4年前から、工研院の同僚たちにボランティアを呼びかけると共に、恵まれない子どもたちを招き、体験活動の形で一緒にかんきつ類を収穫。収穫した果物をハイテク企業に販売して得られた収益から、生産農家のコストを差し引いて残った利益を社会福祉団体に寄付している。