子どもを性犯罪から守る活動に取り組んでいる慈善団体、台湾展翅協会は10日、全国の小学4年生と6年生に対するインターネット利用状況調査の結果を発表した。これによると、8割以上の子どもが、自分専用のインターネット利用のためのツールを持っていることが明らかになった。利用手段は主にモバイルデータ通信で、56.9％はスマートフォンでインターネットに接続している。国立台湾大学中国信託慈善基金会児童・家庭研究センターの張淑慧執行長は、保護者に対して子どものインターネット利用時間を制限するとともに、その閲覧内容により注意を払うよう提言した。
展翅協会は昨年末、全国の小学校80校の4年生と6年生3,664人のインターネット利用状況を調査。台湾ではこれまでで最も大規模な子どものインターネット利用状況調査となった。
調査では、毎日インターネットを利用する子どもは83.5％、休みの日に利用する子どもは89.7％にも上った。