台湾の農産物の日本市場開拓を積極的に進めるため、行政院（内閣）農業委員会は今年、台湾南部の台南市、高雄市、中南部の嘉義県、中北部の苗栗県などの自治体及び11の農産物関連団体を補助、代表団を組織して、日本の東京で3月3日から6日まで行われる食品見本市、「FOODEX JAPAN 2015」に参加する。
日本は台湾の農産物輸出にとって二番目に大きい市場。円安は日本における輸入品価格を押し上げ、日本の消費者の購買意欲に影響するにもかかわらず、昨年、台湾の農産物の日本向け輸出金額は8億3231万米ドルと、前年比0.4％の微増となった。
今回、農業委員会は台湾の農産物及び食品業者による出展を指導する他、「FOODEX JAPAN」開催期間中の、これら業者による「台湾の茶製品発表会及び貿易商談会」、並びに「日台冷凍農産物貿易懇談会」開催も補助する。同委員会ではこれにより、台湾と日本の業者が農産物や食品の安全性といった議題で交流するよう促し、台湾の高品質な農産物に対する日本のバイヤーの認知度を高めるとしている。