2024/05/06

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経済

台湾産ジャコウネココーヒー開発、1ポンド4,000元に

2015/04/22
屏東県の国立屏東科技大学は、バイオテクノロジーを駆使した「ジャコウネココーヒー(コピ・ルアク)」の製法を7年かけ開発した。(中央社)

台湾最南端、屏東県の国立屏東科技大学は、バイオテクノロジーを駆使した「ジャコウネココーヒー(コピ・ルアク)」の製法を7年かけ開発した。これは本来のジャコウネココーヒーよりも香りの種類が11種類豊富で、「屏科大馨之香珈琲」と名付けられている。

同大学のチームはジャコウネコの胃腸と同じ発酵環境を作る細菌16株を突き止め、ジャコウネコが最も好むというインドネシア産のコーヒー豆、マンデリンを発酵器に投入し、最後にガスクロマトグラフ質量分析計で香りを分析、人工的にジャコウネココーヒーを作ることに成功した。

同大学のジャコウネココーヒーの製法は、細菌株の採集から、脱酸素、発酵までのすべての手順において特許を取得した世界でたった一つの技術だ。現在のところ価格は1ポンド(約453グラム)当たり約4,000台湾元(約1万5,250日本円)で、まずは学校の購買部向けに販売する予定となっている。

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