モンゴル族（蒙古族）とチベット族（西蔵族）に関する事務を主管する、蒙蔵委員会（日本の省レベル）は、国防大学と協力し、「モンゴル帝国の太陽――チンギス・ハン記念特別展」を5月9日から6月9日まで開催する。チンギス・ハンに関連する文化財のほか、遊牧民の住居「ゲル（パオ）」やモウコノウマの標本、楽器、伝統衣装といった人々の暮らしを伝える文化財、さらにモンゴルの風情をとらえた数多くの写真作品を展示し、台湾の人々にチンギス・ハンやモンゴル族の歴史や文化について理解を深めて欲しいとしている。
開幕式は5月9日午前10～12時に国防大学で行われる。式典では、モンゴル族の舞踊や、歌、馬頭琴の演奏などが行われる。続いて専門のガイドが展示品について解説し、歴史の世界にいざなう。同大学の情報図書センターで行われる開幕式について、モンゴル族の文化やこれに関連する事物に関心のある人々の参加を歓迎するとしている。