2024/05/06

Taiwan Today

経済

貿易円滑化協定、立法院の一読会を通過

2015/04/28
立法院は27日、貿易円滑化協定の一回目の審査を完了。同協定がWTOで発効すれば、台湾の輸出業者に有利に働くものと期待される。(中央社)

立法院(国会)外交及び国防委員会と経済及び財政委員会は27日の合同会議で、貿易円滑化(Trade Facilitation, TF)協定を審査し、これを承認した。三回の承認が必要な三読会制のうち、最初の承認である「一読会」を通過したことになる。経済部(日本の経産省に相当)は、同協定がWTO(世界貿易機関)で発効すれば、WTO会員国の通関手続きは「よりスピーディ、より透明、より合理的」になり、中華民国(台湾)の輸出業者の権益に有利に働くと説明している。

貿易円滑化協定の目的は、通関、輸入検査に必要な文書及び手続きに関する措置を簡素化し、貿易の取引コストを引き下げること。同協定は一昨年末のWTO第9回閣僚会議で合意、WTO規定に則り、会員国の2/3が各国での批准手続きを終えれば発効することになっている。

財団法人中華経済研究院の評価報告では、貿易円滑化協定発効後、中華民国のGDP(国内総生産)は38億5800万米ドル増加、輸出総額は32億2600万米ドル増え、総生産額も55億5900万米ドル拡大すると試算している。

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