台湾北西部、苗栗県銅鑼郷の苗栗客家文化園区は3周年を祝い、6.88ヘクタールの「好客公園」が9日に正式オープン、同園区を訪れる人々に多様な生態の素晴らしさを伝える。同園区は台湾のエスニックグループの一つ、客家の人々の文化や歴史を紹介する施設。
銅鑼郷の苗栗客家文化園区は2012年5月12日に正式に開園し、現地の風景に合わせたエコ建築により整備された。充実した所蔵品をそろえ、休日にはひっきりなしに人が訪れている。
毛治国行政院長（首相）は、客家事務を担う客家委員会（日本の省レベル）は南北にそれぞれ国家級の園区を設け、客家の文化遺産を伝えていると指摘、苗栗では、中北部の客家にまつわるリソースを統合し、客家の里の発展を後押ししていると述べた。
このたびオープンした「好客公園」は面積6.88ヘクタール、中北部の伝統的な客家の里の丘陵にみられる木々などの生態が豊かにみられるほか、卵石（栗石）を敷き詰めた歩道や木の桟道、展望台といった施設を設置し、家族の憩いの場にふさわしいものとなっている。