世界で最も権威のある国際会議組織「国際会議協会(ICCA)」が11日、オランダの本部で、2014年世界国際会議開催件数ランキングを発表した。台湾は過去最高の開催件数145件を記録し、アジアで第4位にランクインした。
台湾は、世界総合ランキングでは28位だった。アジアでは日本、中国大陸、韓国に次ぐ第4位だった。
都市別では、台湾北部・台北市では2014年に92件の国際会議を開催、アジアでシンガポール、北京、ソウル、香港に次いで5番目に多かった。ここ数年、積極的に新興国際会議目的地としての発展を目指す台湾南部・高雄市は世界ランキングが159位から101位まで大幅上昇、アジアでは第17位だった。
コンベンション産業がもたらす経済効果は、直接的な利益の7~10倍といわれ、コンベンション産業の推進は、国や都市に大きな経済効果をもたらすことが可能だ。世界のコンベンション産業が開催地を徐々にアジアにシフトしている今、政府がコンベンション産業を積極的に推進することは、今後、台湾がアジアコンベンション業界の中心となる助けとなる。