教育部（日本の文部科学省に類似）は2003年から、国内外の大学に台湾を主題にした学術協力を積極的に奨励している。これにより「台湾研究」は世界各地の学術界で徐々に根を下ろし、2014年には米国、カナダ、日本、オーストラリア、香港など9カ国・地域の大学30校が教育部と協力し、引き続き「台湾研究講座」計画を推進している。
この計画で教育部は、新たな協力国を積極的に開拓していると同時に、すでに長年にわたり「台湾研究講座」が行われている国を対象に、ドイツのハイデルベルク大学やカナダのサイモン・フレイザー大学など世界の名門大学と初めて協力。これまでの理念を受け継ぎ次の世代に伝えるべく、欧米地域における台湾研究ブームを支え、充実した学術研究成果を積み重ねるとともに、台湾研究分野においてより多くの若手研究者を育てていく方針だ。