2024/05/06

Taiwan Today

経済

台鉄の旧基隆駅、戦前の日本占領時代の風格を再現

2015/06/02
台湾鉄道の新基隆駅が間もなく開業するのに合わせ、旧駅では日本占領時代の同駅の姿を再現し、復刻版模型の展示などを行う。写真は1920年代の基隆駅が描かれた絵ハガキ。(国家発展委員会檔案管理局サイトより)

台湾鉄道(台鉄)の新基隆駅が間もなく供用を開始する。これに合わせ、旧駅では日本占領時代の同駅の姿を再現し、復刻版「基隆驛(えき)」模型を展示する。また、映画のセットの手法で当時のプラットホームを作り上げるとともに、さまざまなメディアと手法を使ってそれぞれの時代の基隆駅をよみがえらせる。

同駅の新駅が6月末にも開業するのに伴い、旧駅は基隆市政府に移管され、芸術展示場となる。日本占領時代の基隆駅は赤レンガの外観がクラシックな装いで、台湾で最も美しい駅と呼ばれたこともあるが、この建物は1965年に取り壊された。同市文化局は駅のコンコースを利用した展示を計画し、「鉄道駅」をテーマに、基隆駅のこれまでの歩みを再現する。

このほか、マルチメディアデバイスを利用し、関連の記録映像を順番に流し、巨大な画像で同駅をとらえた古い写真や絵画を展示、また記念はがきを発行するなど、それぞれの時期の基隆駅の建築スタイルを紹介する。

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