台湾北部、基隆市で新たに建設された台湾鉄道(台鉄)基隆駅は29日午前、供用開始式を執り行った。
基隆駅の旧駅から移転して建設された新駅が竣工したことは、基隆市が旅客運輸、観光、レジャーといった機能を兼ね備えた多機能な都市へと生まれ変わるこを意味し、基隆の新たな発展が期待される。
基隆駅の新駅は半地下化設計で、駅構内は2アイランド式プラットフォーム、4軌道を備える。また南口と北口双方に、市の中心部に行く乗客や海運利用客に便利な連絡出入口を設置、将来的な運輸ニーズに応え、旅客サービスの質向上を図る。また、南口、北口出口のコンコースは天井の高い吹き抜けとなっている。南口には景観展望のためのプラットフォームを設置し、基隆港湾地帯の山と海が連なる美しい風景が楽しめるようになっている。