2024/05/05

Taiwan Today

経済

財政部、速やかな参加申請に向けてAIIB協定発効日に注意

2015/06/30
中華民国(台湾)はアジアインフラ投資銀行に対し、一般メンバーとしての参加を目指す。写真は今年3月、ボアオ・アジアフォーラムで対面した蕭万長前副総統(左)と中国大陸の指導者の習近平氏(右)。(中央社)

アジアインフラ投資銀行(AIIB)設立に向けての第5回首席交渉官会合は今年5月20日から22日までシンガポールで行われ、各方は同銀行設立協定で合意に達し、協定条文を承認、6月29日には中国大陸の北京で同協定の調印式が行なわれた。

AIIB設立協定の規定によると、創設メンバーが協定に署名する期限は今年12月31日で、AIIBは早ければ今年年末にも運営がスタートする。同協定の規定によれば、AIIB会員資格は国際復興開発銀行及びアジア開発銀行のメンバーにも開放されており、中華民国(台湾)はアジア開発銀行のメンバーとしてAIIBへの参加申請を行なうことにしている。財政部(日本の財務省に相当)はAIIBの臨時事務局と連絡を保ち、新メンバーへの審査手続きと参加申請の方式、及びそのタイムスケジュールの把握に努める。

新メンバーの参加申請に対する審査はAIIB設立後になると見られることから、財政部は参加申請に向けて、AIIB設立協定の発効日がいつになるかを注視していく。参加するにあたっての名称は、各方共に受け入れ可能な「中華台北(Chinese Taipei)」を最低ラインとする。

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