Taiwan Today

馬英九総統は23日午前、台北世界貿易センター南港展示ホールで、「2015年バイオ台湾（Bio Taiwan 2015）」の開幕式典に出席した。馬総統は、中華民国（台湾）政府がバイオ産業を大変重視していることについて、自身が台北市長を務めていた2001年には「バイオ産業推進チーム」を設立し、2004年に初めて「台北バイオ奨」を実施して国内のバイオ事業者が海外からのビジネスチャンス獲得に乗り出すよう奨励したと述べた。 馬総統はさらに、総統就任後は政府としてバイオ産業の発展をより積極的に推進しており、2009年からの「六大新興産業」政策でも同産業を重点として位置づけていると説明した。 馬総統によると、政府と業界の努力の下、台湾におけるバイオ産業の売上げは昨年、2886億台湾元（約1兆1300億日本円）に達し、馬総統が総統に就任する前の2007年における1912億台湾元（約7490億日本円）から51％の大幅な成長を遂げた。また、昨年、バイオ産業に対する民間の投資額も458億台湾元（約1794億日本円）に達しており、これらはいずれも、バイオ産業が大きな潜在力を持ち、台湾における将来の花形産業になるであろうことを示しているという。