2024/04/29

Taiwan Today

経済

「外国青年来台滞在計画」、台大が7カ国の青年引き付ける

2015/08/31
外国の優秀な若者を台湾に呼び込むプログラムが今年試験的に始動。台湾大学のプログラムなどは早くも成果を上げつつある。(交通部観光局サイトより)

先進国もしくは新興市場国の優秀な若者をより多く台湾に呼び込むため、教育部(日本の文科省に類似)は2015年より、「優秀外国青年来台蹲点(滞在)計画(Taiwan Experience Education Program, TEEP)」を試験的に実施、台湾で運営の優れた大学が市場性を持つ複合学習プログラムを積極的に発展させることを奨励している。

今年のTEEPのうち、国立台湾大学(台湾北部・台北市)森林環境及び資源学科は行政院農業委員会(日本の農水省に相当)林務局、並びに実験林などの団体の資源を結びつけ、「台湾自然蔵宝図(宝地図 Taiwan Nature Map program)」実習計画を始動させた。同計画には夏休みの間、米国、イギリス、フランスなど7カ国から大学生15名、さらに台湾の学生も参加、渓頭(台湾中部・南投県鹿谷郷)、和社(南投県信義郷)など5カ所の森林自然教育センターを巡り、実習活動を行った。また、各自母語でブログを書いたり、アイデアあふれる台湾のPR映像を撮影したりして、台湾の山林の美しさをそれぞれの母国に伝えた。

今年の「台湾自然蔵宝図」計画は、優秀な外国人学生を引きつけ、これら学生が台湾の森林における生態系をしっかり体験できる実習のプラットフォームを築いた。台湾での留学及び研修経験の無い外国の若者の多くが、今から来年の同計画メンバー募集に関する情報を待ち望んでいるという。

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