2024/05/04

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経済

1泊600元のユースホステル登場、アートで支払いもOK

2015/09/14
台湾中南部の嘉義市に10日、1泊600台湾元のリーズナブルなユースホステルがオープンした。支配人やスタッフも若い人が中心。(聯合報)
ユースホステルの競争が本格化しそうだ。「ホテルデイプラス」を展開する承億文旅集団は、台湾中南部、嘉義市光彩街の学生向けマンションを改装し、10日にユースホステル「承億軽旅」をオープンした。主にバッグパッカー向けで、2段ベッドなら1泊わずか600台湾元(約2,207日本円)とリーズナブル。アルバイトとして働いたり、アート作品を残すことで支払いに充てることもできる。同市では2カ所目の認可ユースホステルに。

承億軽旅は地下1階、地上5階建て、もともと旅館として建てられ、閉館後は学生向けに貸し出されていた古い建物。昨年末に承億文旅集団が引き取り、主な構造はそのままに、2段ベッドの4人部屋、1人部屋など計30室を整備、約100人を収容できる。現在の宿泊率は7割に達する。

承億軽旅の総支配人を務める陳瑄筑さんによると、若い人たちは旅での交流を大事にするため、入り口に市内の地図を貼り出し、ランドマークや行ってよかった場所などをシールに記入して情報共有できるようにしている。地下1階はすべて交流スペースとなっており、ソファやテーブルゲームが置かれている。5階はオープンキッチンで、宿泊客の出会いと触れ合いの場となっている。

同市交通観光処によると、宿泊施設としての認可を受け、さらに中華民国国際青年之家協会の認定を受けてはじめて「青年旅館(ユースホステル)」を名乗ることができる。宿泊したい人は、「台湾旅宿網」や「嘉義市観光旅遊網」で認可宿泊施設を確認すれば、安心して利用できると説明している。

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