2024/05/05

Taiwan Today

経済

弘光科技大教授が日本の料理大会で満点獲得

2015/09/16
9月に日本で開催された日本国際料理人コンテストには、11か国・地域から150名余りの有名シェフが参加、2つの特金賞と2つの金賞を獲得したことは、簡単なことではない。(中央社)

先ごろ日本で行われた「日本国際料理人コンテスト(Japan International Cuisine Competition)」で、弘光科技大学(台湾中部・台中市)餐旅管理学部の廖慶星教授と鄭錦慶助理教授が、2つの特金賞と2つの金賞を獲得した。廖教授が満点を獲得した梅乾菜(からし菜を塩漬けして乾燥させたもの)とステーキを融合させた西洋料理「梅牛交響曲~梅乾ソースがけ」は、ソースであえる梅乾菜をステーキの下にひくことで、肉の脂っこさを消している。中華・西洋料理の絶妙なコンビネーションは、審査員に新鮮な驚きを与え、客家料理によく用いられる梅乾菜を使用したことで、客家料理を世界に広めることにも一役買った。

同大学餐旅学部の俞克元主任によると、日本国際料理人大会は、9月初めに日本で開催された。台湾のほか、日本、韓国、香港、シンガポール、米国、イタリアなど11か国・地域から150名余りの有名シェフが参加しており、特金賞と金賞をそれぞれ2つも獲得したことは、簡単なことではないという。

廖教授は、「多くの人は、梅乾菜がステーキに合うことに驚いた。自分は客家人で、得意分野は西洋料理だ。客家委員会(客委会、日本の省レベル)が客家料理の国際化を推進していることから、検討の後、今回の料理コンテストを機会に作ってみた」と説明。廖教授はまた、「客家の代表的な伝統料理、梅乾扣肉(梅乾菜と豚バラ肉の煮物)の真髄は、梅乾菜の酸味で豚バラ肉の脂っこさを取り除いていることだ。これは、牛肉の赤ワイン煮に用いる赤ワインの酸味と同じ作用だ。そこから創作へのインスピレーションを得たのだ」と語った。

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