2024/05/06

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経済

日本の京まふ漫画賞大賞、台湾の漫画家がチャンスつかむ

2015/09/21
日本の京まふ漫画賞で、台湾の漫画家、ANTENNA牛魚さん(左)の作品『BlueRoseAge』が大賞に選ばれた。(自由時報)

日本の京都国際マンガ・アニメフェア2015の京都版トキワ荘事業のマンガ出張編集部の一環として行われた京まふ漫画賞で、台湾の漫画家、ANTENNA牛魚さんの作品『BlueRoseAge』第一話「宴的狂躁」が大賞に選ばれた。これは台湾の漫画家志望者を対象にした賞で、日本でデビューするチャンスをつかもうとするマンガの夢を追う描き手を発掘するもの。受賞者は日本の大手マンガ・アニメ関連企業や出版社、編集者が集う京都国際マンガ・アニメフェアなどに参加する。

ANTENNA牛魚さんによると、この作品は自身にとって初めての長編で、ドイツを舞台に一組の兄弟と一人の少女が生きたいと夢を追い求める物語。大賞を受賞したことについて「夢をみているよう」と述べ、日本での出版という小さいころからの夢をかなえたいと語った。

「トキワ荘プロジェクト」事務局によると、台湾からの応募作品のレベルは驚くことに予想をはるかに上回り、スタイルもそれぞれ違っていたという。ただ、ノミネートされた人はすでに才能を見出されたプロの漫画家が多く、今後より多くの台湾のレベルの高い描き手が日本に来て才能を発揮して欲しいと表明した。

京都国際マンガ・アニメフェアは今年で4回目、毎年数万人が訪れ、伝統とアニメ・マンガ創作の融合の場を体験する。開催経費はわずか7,000万日本円ながら、日本の関西の伝統産業およびアニメ・マンガ関連企業が協力し、計り知れない価値を生み出している。

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