2024/05/04

Taiwan Today

経済

世界12位のブロード・ピーク登頂で台湾をアピール

2015/09/21
山は永遠に挑戦を待っている。写真はチョモランマ。(内政部営建署サイトより)

「世界に台湾を示したい!」 台湾の著名なアウトドア・登山用品業者による登山チームは昨年、台湾のチームとして初めて、世界で12番目に高いブロード・ピーク(中国大陸とパキスタンの間、ガッシャーブルム連峰)の登頂に成功した。しかし、中華民国(台湾)の国旗が頂上ではためいた裏に、3年にわたる時間と2000万台湾元(約7326万日本円)を費やす苦労と努力があったことを知る人は少ない。

この業者の程鯤氏は20日、台湾北西部の新竹県で、「台湾のブランド精神、命を使った夢への挑戦」の物語を紹介。中華民国の国旗が国際ルールによる制限を克服し、標高8051メートルのブロード・ピークの頂上ではためく様子が映像に現れると、聴衆の多くが感動で目を潤ませた。

程鯤氏は、「世界で国力が強大な国はどこも冒険を奨励する」と述べ、強国はあえて冒険し、挑戦を好むからこそ、勇気を持って新たな分野を切り開けると説明、しかし、台湾ではこうした精神が見られず、また、鼓舞する人もいないと残念がった。だからこそ程鯤氏は、探検の精神を台湾で広げていくため、自分は「自ら楽しく、生命は価値と意義に満ちていると思う愚か者」になると決めたという。

「山はずっとそこにあり、あなたの挑戦を待っている」とする程鯤氏は、登山への情熱がまだ残っていて、冒険を試みる気があればいつか成功するだろうと述べ、こうした登山の精神は永遠にあきらめない台湾の精神でもあり、全世界に示す価値があると強調した。

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