中華民国台湾はビジネス環境世界ランキングで11位に躍進。（行政院サイトより）
世界銀行は28日、「2016年のビジネス環境の現状」を発表。中華民国（台湾）はビジネス環境ランキングで、昨年より8位ランクを上げて11位に躍進、過去最高を更新した。
「ビジネス環境の現状」において台湾は、「電力事情」の項目で2年連続2位となった他、世界銀行が「前向きな改革」を示す指標とする、電力供給の信頼性、料金の透明性など細目においても満点を獲得した。
評価の対象である十項目の指標のうち、台湾は四項目で昨年を上回った。最も大きく上昇したのは「契約執行」の項目で、昨年の93位から16位に。世界銀行は今年、これまで以上に効率と品質の項目に重きをおいており、台湾は建築物の品質確保、裁判所での訴訟の品質などの細目で高く評価されたことが、今年、順位を大きく押し上げた主な原因となった。