2024/05/06

Taiwan Today

経済

美食フォーラムで内外の専門家が世界の飲食業のトレンド探る

2015/10/30
台湾の飲食業界は世界の動向を理解し、さらなる進歩を狙う。写真は今年7月に行なわれたグルメフェスティバルの様子。(客家委員会サイトより)
経済部(日本の経産省に相当)商業司(局)は29日と30日に、「2015年国際美食フォーラム」を開催、ドイツ及び日本の著名な専門家が招きに応じて参加した。29日には400人近い飲食業関係者が参加し、飲食の国際化を台湾の業者たちがいかに重視しているかが示された。 29日のフォーラムは「多元的な経営」がテーマで、南僑グループの陳飛龍会長は同グループが1996年に製造業から飲食業へと業務を拡大した経験を紹介、いかにして競争力を保っていくべきかについて話した。ドイツのHeineMack GmbHのRichard Jeschke総裁は、鉄鋼業から飲食業に乗り出して世界唯一の「ジェットコースターレストラン」を生み出した経験を説明した。このレストランでは、料理がジェットコースターのようなレールでテーブルに送られ、顧客にとって忘れられない体験となっている。 日本のマネジメント&ネットワークオフィスの小松田勝代表は、ディズニーランドの食堂部を管理した経験を紹介、入場者に感動を与えると同時にその味覚も満足させるためのカギの一つは仕事に対する情熱をスタッフに持たせることと、スタッフに「尊重されている」と感じさせることだと指摘した。また、日本のワタミグループの創業者、渡邊美樹氏は、同グループ独特のビジネスモデルが日本の高齢化社会に対応し、高齢者への弁当宅配事業を成功させたことを紹介した。フォーラムは二日間。29日に「多元的な経営」をテーマにしたフォーラムを終え、30日には「科学技術の応用」と「サービスの体験」をテーマとした講演が行なわれた。

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