2024/04/30

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経済

3万年前の祖先の家「八仙洞遺跡」、世界遺産登録目指す

2015/11/10
台東県は、およそ3万年前の人類の遺跡、八仙洞遺跡の世界遺産登録を目指し、準備を進める方針だ。(中央社)

台湾東部、台東県の東海岸に位置する八仙洞遺跡はおよそ3万年前の人類の遺跡であることが調査から判明している。文化部(日本の省レベル)は今後、八仙洞とその付近にある樟原橋について世界遺産登録を目指すべく台東県を指導していく。

台東選出の劉櫂豪立法委員(国会議員、野党・民進党所属)は9日、台湾では現在、18カ所を世界遺産潜在ポイントに選定しており、うち台東県では「卑南(プユマ)遺跡および都蘭山」、「蘭嶼集落および自然景観」がリスト入りしている。一方、3万5,000年前から5,000年前のものとみられる八仙洞遺跡は台湾で最古の先史時代の遺跡であり、これに加え海に浸食された洞窟という特殊な自然景観は、世界遺産潜在ポイントに挙げる価値があると表明した。

このほか、八仙洞の北側を流れる河川、姑仔律渓(水母丁渓)に架かる樟原橋(1937年建設)は、歴史的な価値だけでなく、景観全体をつなぐスポットであり、双方を併せ世界遺産潜在ポイントとして検討することができるとしている。

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