2024/05/09

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嘉義大学が100年の歴史振り返る特別展、昔の農具が再び

2015/11/13
嘉義大学は96年の歴史を振り返り、「嘉大百年経典文物特別展」を開催、昔の農具など貴重な文化財が展示されている。(中央社)

台湾中南部、嘉義市の国立嘉義大学は同校が歩んだ96年の歴史を振り返り、「嘉大百年経典文物特別展」を開催。日本占領時代の教師と学生が採集した標本などを展示している。

同校の邱義源学長は、同校の前身である嘉義農林学校、嘉義農業専科学校から嘉義大学へと歩んできた各段階における実習用の器械や、百年の間蓄積してきた名作などの蔵書を展示し、それぞれの展示品が同校の多様な成長と変化の軌跡を記録してきたものであると語った。

展示されている昔の農場実習に使われた農具はすべて日本占領時代のもので、当時のことを深く考えさせるものばかり。見どころの一つ、嘉義農林時代の教師と学生が使っていた水汲み機は、日本の鹿児島の安山氏が発明し、製作したものである。

また、今回展示されている植物標本は、台南州立嘉義農林学校だった時期に、教師と学生が授業の一環として採集し作製したものであり、日本の教師や学生、台湾の学生の署名も見られる。

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